プロローグ

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史実、彼女は世界を救った英雄として、これから先の人生を過ごすのだろう。 しかし、彼女だけでそれは成し得るものではなかった。 何人もの犠牲を払い、押し進めてきた計画が、今成ったというだけ。 彼女のこれからの輝かしく華々しい人生が、幾多の上に成り立つことを忘れることは許されなかった。 シャングリラとアースは今日も1日を過ごし回っていく。 そんな当たり前の日々は、とてもかけがえのない大事なものだと、ようやく彼女は気づいたのだ。 Fin
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