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萩野は大きな包丁を片手持って
手際よく肉に切り込みを入れていく。
涼子は隣のテーブルで
大きなボールに
様々な調味料を入れ
タレを作っているようだ。
何ともいい匂いがキッチンを包む。
(この料理は見た事がないぞ…)
料理記事を書いてる癖で
伊達は思わず聞いてしまった。
｢その大きな肉は何なんですか？｣
伊達は興味深そうに尋ねた。
涼子と荻野は顔を見合わせて楽しそうに笑う。
涼子が肉をボールに入れながら答えた。
｢羊の肉だよ！
食べた事あるかしら!?｣
伊達はひきつって驚いた。
｢羊の肉って食べれるんですか!?｣
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