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伊達は涼子の言葉に苦笑いして煙草を吸った。
すると涼子は笑いながら
「そういえば伊達君、最近『ミラージュ』に来てくれないじゃない!私、伊達君来るの楽しみに待ってるんだよ!」
と言った。
伊達は困ったように言った。
「いや、行きたいんですけど…最近は仕事が辛くて食欲もでなくなっちゃって…」
伊達は溜め息をついた。
落ち込んでいる伊達を心配そうに見て涼子が言った。
「ねぇ、伊達くん。新聞社にスクープ持って帰らしてあげる。今からウチの店においでよ?」
(どうせ今日はサボるつもりだ。
行ってみようか…)
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