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屈折した光が暗闇の中に浮かぶ私の顔を微かに照らす。
その光に私は顔をしかめた。
目をしっかりと開けると―
そこには見覚えのある天井があった。
気が付けば私は自宅のベッドに横になっていたのだ。
無意識のうちに帰宅していた私は深い眠りについていたようだった。
パラレルワールドというものが存在するのであれば、別世界の私は今何をしているのであろう。
もしかすると世界の主人公は別の『私』で、今ここにいる私は『私』の中のパラレルワールドの住人なのではないだろうか。
今私がここに生きる意味は『私』を引き立てるためなのだろうか。
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