せみ

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自然の広がる海沿いの国道を友達の車でドライブしていた。 延々と続く一本道。周りは木々で覆われている。まるでどこかに吸い込まれて行きそうだった。 容赦なく照りつける太陽とその熱を反射するアスファルト。そして蝉の鳴き声が鬱陶しさを際立たせていた。 それに加え突然の渋滞。 車は全く前に進めない。 私は苛立ちを抑えきれずに窓を少しだけ開けると、タバコに火を点けた。
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