せみ
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一時間程すると渋滞の原因が判明した。 事故だ。 カーブを曲がりきれなかったのであろう反転した大型トラックがあった。そして交通整備をする警察によって片方の道が塞がれていた。 私は幼い頃に見た蝉の抜け殻を思い出した。 必死に殻の中から出てきても一週間のみの命。 存在を主張するかのような、はたまた、命を消費することを惜しんでいないかのような鳴き声。 その鬱陶しさも静寂へと変わった。
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