ふたり

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『琉伊を一人にするのは心配だって前から言ってるでしょ?一体なにが嫌なの?』 まるで私がワガママを言っているかのように責めるような視線が飛んでくる。 『なにがって…異常じゃないこんなの…!』 『異常ねぇ。風呂に入ってるだけで?』 『とにかく嫌なの』 『別にエッチしてるわけでもないし、琉伊の胸やアソコいじってもないじゃん。』 『………っな』 海が平然と言ってのけた言葉にカッと頬が熱くなった。 少しは知識があるもののそんな具体的なことを考えたことなんてないし、考えたくもない。 『……ほら、見てよ。』 言葉を失ったまま目を見開く私を気にもせず海はスッと立ち上がると、 『琉伊だってこんなの見慣れたもんでエッチなこと考えないでしょ?』 そういって自分の性器を私の目の前へと見せつけくる。 し…信じられない! 『気持ち悪いっ…』 吐き気がするっ 頭が痛い グルグル 『……ほら、目を背けないでちゃんと見なよ』 『嫌だって!いやっ!』 顔を背けようとする私の頭をつかみ、前を向かせる海。 やめて、やめてったらやめて、 は 吐く…
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