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「え~と…聞いてないわよ?そんなこと…まさか、プリント出してないとかかしら?」
母の表情が凍っていた。
「あ…。そういえば…」
ツバメは冷や汗をかきながら飯をかきいれる。
「ツバメ!あんたったらまた!!」
と怒鳴り声に変化しつつある母の言葉を無視して家を出ていく。
「いってきます!!」
と家に残して、学校まで走り出すのであった。
学校に着いたのは、7時30分ジャストだった。
すでにクラスの奴らはバスに乗り込んでいた。
先生がイライラしながら時計を確認していた。
「おはようございまーす!」
ツバメは先生に大きな声で挨拶をすると、担任がキツイ表情へと変わった。
「ツバメ!お前は5分前行動をしらんのか!!皆、もうバスに乗ってるぞ!!」
と怒鳴り声がツバメの耳に響いていた。
「いや、遅刻はしてないし、大丈夫でしょ?」
と言い訳をしてへらへらしていたらバシッと頭を叩かれた。
「もういいから乗れ!説教はあっちに着いてからだ!」
とツバメに乗るように指示をしたので、しぶしぶツバメは乗り込んだ。
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