始まりの日

5/19
前へ
/106ページ
次へ
「ヒッ!」 ゴミの顔が引きつる。 良い表情だ…。 「あれは…お前の道連れだ。お前はじっくりといたぶってやる。」 私はゴミの右膝に撃つ。 「うあ゛あ゛!」 倒れるゴミ。 痛みに歪む表情。良い…。最高だ。 私は左肘に撃つ。 「あ゛あ゛あ゛!」 「さっきも言ったろ?簡単には逝かせない。じっくりといたぶってやると言ったからな。」 私は左膝と右肘を撃つ。 「た、助けてくれ…。」 惨めだ…。 無様だ…。 「消えろ。」 眉間に撃つ。 呆気ない…、でも。 …掃除は終わった。 「終わった。」 私は銃を空木さんに渡す。 「行きましょうか…新しい。本当の我が家に。」
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

295人が本棚に入れています
本棚に追加