寒い朝

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わたしの口から、白い吐息が漏れる。 マフラーをして覆ってみたところでダメみたい。 わたしは今、学校を行く道を進んでる。 寒くておっくうになるけれど、学校には行かなきゃ。 それにね、最近は嫌じゃなくなったの。 「おはよ!。」 わたしは声の上がった方へ振り返る。 自分が満面の笑みになってるのが分かってしまうけれど、頭の中は真っ白なんだから…しょうがないよね。 「おはようございます!雪香先輩!。」 わたしは元気よく答えて、雪香先輩の方へ駆け寄った。
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