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田口は岸川にプラズマ砲を操作するように言った。
岸川はプラズマ砲の操作席に着いた。
「艦長、敵艦の側面に回り込んで下さい。見たところ側面の防備は手薄だ。」
「了解」
田口はスロットルを全開にし、操舵レバーを左に倒す。
艦は艦首を敵に向けたまま、大きく旋回し始める。
岸川はエネルギーの充填を始める。
そして、レーザーを使って敵艦をスキャンし、弱点と思われる場所を割り出した。
そこに照準をぴたりと合わせる。
エネルギーの充填が完了したようだ。
その時、けたたましい警報音が耳をつんざく。
坂上はモニターを見た。
――敵ミサイル発射、総数200、弾着まで10秒――
200発・・・・・・・
「潰しにかかってきましたね。」
「生きて帰るわよ。」
5秒
「発射準備完了」
3秒
「発射!」
2秒
「うぅおぉぉぉぉぉぉーーー!!」
1秒
――――――
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