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西暦2342年2月23日、ゲルニコス作戦に参加していた恒星間探索船ノボル ミヤザキは、太陽系内第九惑星である冥王星付近の調査中、巨大質量を有する艦船のジャンプアウト反応をエリアB7Rにて確認。
当該区域に急行したが、ジャンプアウト終了直後に未確認艦船の突然のミサイル攻撃を受ける。
ノボル ミヤザキは既に臨戦状態だったため、着弾による被害は少なかったが直後の攻撃(詳細は不明だが、現在ではミサイル攻撃と推測されている。)により、左舷区画より空気の漏出が起きた。
敵位置を特定したノボル ミヤザキは、主力武器であるプラズマ砲で敵旗艦に攻撃を敢行。敵旗艦を撃沈するが、直後に周囲で強力な重力場変動が確認され、その直後に正体不明の超巨大な戦艦が出現。
圧倒的多数のミサイルによる攻撃を開始した。
敵ミサイル攻撃により重大な損傷を負ったノボル ミヤザキ艦長の田口智子は総員退艦命令を出す。
退艦命令により、全乗組員が退艦したように見えたが、日本人の岸川拓也少尉が命令に従わず艦に残る。
岸川少尉は艦長にプラズマ砲による攻撃を提案し、艦長もこれを了承し、攻撃を実行に移す。
プラズマ砲のエネルギーを察知したのか、敵艦は多量のミサイルによる攻撃を開始。
二百発にも及ぶミサイルが艦に向けて発射されるが、着弾直前にノボル ミヤザキから発射されたプラズマが敵艦艦橋に直撃し、敵艦は撃破されるも敵艦から発射されたミサイルがミヤザキの弾薬庫に命中、弾薬に引火し、木っ端微塵になった。その後、敵艦隊は直ぐに太陽系外に撤退した。
なお、戦死した田口智子艦長と岸川拓也少尉にはその勇気と自己犠牲の精神に対して二階級特進が授与された。
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