繁栄

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宇宙探索船ノボル ミヤザキ襲撃事件の後も、宇宙探索は続けられた。 西暦2349年、人類は太陽系から二光年に位置するアングルス星系に到達。地球と大気組成がよく似た惑星ハージェンティーンを発見する。 2350年、ハージェンティーンのテラフォーミング(惑星環境を人類が移住可能なように改造すること)が開始され、2350年代後半には移住が始まり、2400年代初頭には人口が15億人に達する。 更に、人類は2400年代末までに太陽、アングルス、ベラクレス、ノルダン、ベルカ、レソト、アナトリア、ウスティオ・ダイス・バーグ・オーメル・アルテミスの各星系を発見・移住し、各星系は地球統合政府の統制下に置かれた。 人類の住んでいる惑星は19に及び、全人口は400億人を超え、人類の活動範囲は十光年に及んだ。 しかし、地球統合政府による統治が長く続いた結果、これを地球からの一方的な支配として、幾つかの星系が地球連邦からの独立を求めた。 地球統合政府はこれを拒否したため、アナトリア・ダイス・アルテミス・ノルダンが勝手に独立を宣言した。これらの星系の頭文字をとってアダン自由同盟が組織された。 だが、地球統合政府がこれを渋々承認し、宇宙が火の海になることはひとまず回避された。
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