Reality

変わり始めてた 瞳に映る世界は
音色(ｵﾄ)もなく色褪せて･･･
変わることないと 思い続けてた気持ち
いつの間にか分からずに

逃げ出したい･･･でも出来ない
縛りつける日常と言う名の楔
無気力なまま過ぎる
そんな日々にさよなら

此処ではない
まだ視たことないような
彼方目指す好奇心だけは
決して忘れないから

あの時から
あまり変わりばえのしない
そんな現実受け止めたなら
言の葉伝えるように
風の歌そっと口ずさむ

忘れ始めてた 古い記憶ありふれた
日常に溶け込んで･･･
いつか抱いてた 無邪気な夢薄惚けて
あの時には戻れずに

頬を伝う熱い雫
行き着く先は何処? 誰も知らない
刹那のうちに過ぎた あの日に逢いに行くよ

何処でもない
そんな場所を目指す旅路
流した涙で来た道は
沼地へと変わって

もう後戻りは出来ないから

見つけ出すこの手
隠されし虚偽(ｳｿ)と真実(ﾏｺﾄ)に
どれだけ触れようとも僕が
僕であるために

ずっと手を引いて
命の数だけ鏤められた
現実受け止め切れたなら
温もり伝えるように
白い吐息そっと注ぎ込む