一、 出会いと始まり

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翔「あ~…腹減ったぁ」 1日の始めはいつもこの一言から始まる。 瑠璃「またそれ?二時間前に食べたばっかりじゃん」 翔「あれっぽっちじゃ腹膨れねぇよ」 翔は何故かいつも空腹状態だ。 玄「瑠璃ちゃん、翔なら餓死することないから放っときなよ。相手するの面倒でしょ?」 翔「なんだよ玄、いくら俺でも下手したら餓死するかもだろ?」 玄「なら辺りの草でも食べてれば?」 …そして朝から二人は喧嘩する。 時々思うのは… 君達…ホントに聖獣なの? 玄「まぁ、翔は僕たちの中でも一番馬鹿で食欲旺盛だからね。草でも何でも食べれるでしょ?」 翔「んぁ?言っとくが俺は草より肉好きだぜ?」 …馬鹿と言われたことは否定しないのね… 進「お前ら…いい加減五月蠅い。黙れ」 進が冷たく言い放った途端に二人は渋々黙る。 進は何というか… 一番強いんだけど一番話しづらい。 まぁ、いつもその場を解決してくれるのが進だからそれはそれで楽だけど。
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