少年、推参

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実範side ----6月29日月曜日。 朝早くから2年4組の生徒は灘風高校に集まりある準備をしている。 「あ~おっい!」 茶髪の女子………つまり私が水色の髪をした女子に勢いよく抱き付く。 私の名前は地屋実範【ツチヤ ミノリ】。 髪の長さはセミロングで黄緑色の瞳が普段はキラキラ輝く女の子よ。 水色の方は水木葵【ミズキ アオイ】。 髪の長さはショートで紫色の瞳がいつもトロンとした目の中にあるとても可愛い女の子よ。 「……実範ちゃん……仕事。」 「そんなの適当でいいのよ。」 私は少しだけ不真面目でさぼりたがり屋なハイテンションガールなの。 葵は割と真面目だけどかなり内気な女の子なのよね。 私と葵の会話に飛び込んでくる女の子が現れたわ。 「ちょっと地屋さん! ちゃんと仕事してよね。」 「てきとぉでいいのだぁ♪」 前者の女の子の名前は火野南【ヒノ ミナミ】。 赤い髪が腰まで伸びたロングヘアーで茶色い瞳が女の子にしてはキリッとした目に映る。 かなり真面目でクラスの委員長みたいなものよ。 後者の女の子の名前は風見雀【カザミ スズメ】。 緑色の髪をポニーテールにして後ろにまとめ所構わずパタパタ暴れる私以上のハイテンション語尾に♪がほぼ必ず着くわ。
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