少年、推参

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葵side そして朝のHRが始まろうとしている。 「てめぇら座れよ!」 あの口の悪い男が2年4組の担任雲原祐二【クモハラ ユウジ】先生。 灰色の髪はみっともないくらいボサボサの頭で赤い瞳が睨むように細い目をしている。 私達生徒達は次々と座って行く。 先生はそれを満足げに見ていた。 「んじゃ今日は転校生を迎えると………… まあ、なんとも面倒くさいことがウチのクラスに回ってきたが……… まあ、俺様の配下が増えたってことだよな。」 この先生が人望ある先生だけど………… ある理由は硬くないからなのだと思う。 意外と授業や学校生活の上で人気のある先生の一人かな? 発言に問題あるのに誰一人文句ないいい先生だ。 するとある女子が手を挙げた。 「先生、転校生って男ですか? それとも女ですか?」 手を挙げたのは実範ちゃんだ。
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