幸せな日常

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   不意に春は上を見上げ 「すまない。客が来たみたいだ。」  少し残念そうに言う。 「そっか、それじゃ続きは一緒に夜読もう。」  俺がそう言うと目を輝かせて 「良いのか!?」  身を乗り出して聞いてくる姿は、とても年上に思えないほど可愛い。 「うん。それまでに俺は勉強終わらせておくから。」  春は嬉しそうに 「分かった。行ってくる。」  窓をすり抜けベランダから屋根に登っていった。  
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