笑う家庭教師

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「しっかしまた無茶苦茶な修行始めたなぁ…」 「ん?修行?何のことだ?」 「…え?これ修行じゃないのか!?」 本気で驚いたように聞き返され困惑する。 「これが何のためになるっていうんだ。お前、修行だと思ってたのか?」 真顔でそんなことを言い、心底馬鹿にしたような目線を向けてくる。 「じ…じゃあこれは…」 「決まってんだろ」 まさか。 いやそんなはずがない。 ディーノの師匠への思いは、 「ただの、暇つぶしだ」 あっさりと、裏切られたのだった。
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