逃亡

3/7
前へ
/110ページ
次へ
「弱い奴がぞろぞろと…目障りだよ」 そう言ってトンファーを構えると、生徒達がざわめく。 「ふ、風紀委員長っ!?」 「しまったぁ!応接室ってそういうことかぁっ!!」 そんな声が聞こえた後、走っていた生徒の大半が立ち止まる。 (さ…さすが雲雀さん…) 雲雀の恐ろしさを知らない人間は、教師も含めてこの校内には零と言っても過言ではないだろう。 だが。 「そこを退け雲雀!!10代目は渡さねぇっ!!」 「ご、獄寺君っ!?」 雲雀の威嚇をものともせず最前列を突っ走って来るのは、綱吉もよく知った人物、自称綱吉の右腕な獄寺隼人だ。
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

916人が本棚に入れています
本棚に追加