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｢…ん？｣
後ろの方から、何やら断末魔のようなものが聞こえた気がするが、今は構っている暇など無い。
幸い、生徒の大半が応接室に向かってくれたようで綱吉がいる廊下には人がいない。
｢…雲雀さん…大丈夫かな｣
彼が負けるはずが無いのは分かっているが、心配せずにはいられない。
だが今は、自分が雲雀に心配をかけないように逃げるしか出来ないのだ。
｢はぁっ…ど…どこに逃げれば…？｣
なんせ全校生徒が相手だ。
どこに行ったって見付かるに決まって…
｢綱吉！｣
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