逃亡

7/7
前へ
/110ページ
次へ
「えっ…!?」 と、そこで聞こえてきた自分を呼ぶ声。 「ひ、雲雀さん…!?」 雲雀恭弥がそこにいた。 「待たせてごめん」 そう言って微笑を浮かべる雲雀。 しかし。 (あれ…?) 僅かに感じる違和感。 何かが違う気がする。 それが何なのかは分からないが、とにかく何かが違うのだ。 「綱吉?どうしたの?こっちおいでよ」 「あ…」 ゾクッ 背筋を通る悪寒。 彼が一歩近付くごとに強まるこの感じは以前にもどこかで… 「…む…くろ…?」
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

916人が本棚に入れています
本棚に追加