参戦

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「ぷはっ…」 「ししっ…危なかったじゃん。助けてやった王子に感謝しろよ」 「何言ってんのさベル。引っ張ってやったのは僕じゃないか。まったく…タダ働きは嫌だっていつも言ってるだろう?」 頭に煌めくティアラと金髪。ふわふわと浮かぶ小さな黒装束。 「べ…ベルフェゴールとマーモン!?」 「ベルでいいっての。なーんか面白そうなことやってんじゃん?王子も混ぜてよ」 そう言って楽しげに笑う。 「いや面白くないから!!軽く死にかけてるから!!」 放送室で面白がっている鬼畜家庭教師の顔が浮かぶが、ひとまず忘れることにする。
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