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「でもさ…」
マーモンが口を開く。
「金になりそうだよね、君のコスプレ写真って」
「ちょっ…!?」
「マーモンほんとそればっかだよなー。まぁでも、王子もちょっと欲しいかもコスプレ写真」
「えぇぇぇ!?ちょ…何言って…ぇぇ!?」
骸以上に予想外な外部参加者。
死ぬ気丸無しに勝てる相手じゃない。
「と、言うわけで、大人しく捕まってくんない?」
かつてないような爽やかさ全開な笑みを浮かべ、ジリジリと迫るベルとマーモン。
「いや…さ、流石に部外者はダメなんじゃないかなぁ…?」
必死に考えたけっかこれだけしか浮かばなかった。
これで退いてくれなければ逃げられる気がしない。
「だから…ね?逃がしてくれないかなー…?」
「ししっ。そんなルール聞いてねーし?王子にルールとか関係ねーもん」
そうだった。
ルールなんて通用しない連中だった。
他に逃げ道は…
『30分経過だぞ』
そこで唐突に聞こえたリボーンの声。もうそんなに経っていたのかと驚く。
時間の感覚があやふやだ。
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