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いつもと変わらぬ平和な昼休み。
沢田綱吉は、応接室で過ごしていた。
「はぁ…午後の授業憂鬱…」
小さな溜め息と共に呟く。
「サボったら咬み殺すよ?」
気持ちは分からなくもないけど。
軽く苦笑しながらそう返したのは、応接室の主、雲雀恭弥。
「さ…サボりませんよ!そんなことしたらリボーンにも殺されます!」
冗談でもそんなことを口にしたら、雲雀に咬み殺されるよりも恐ろしい事になるのは分かりきっている。
「そう。ならいいけど」
そう言って笑う雲雀につられて、綱吉も笑みを零す。
そんな平和な時間は残酷にも打ち壊されることになるなんて、このときの綱吉はまだ知らなかった…
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