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ピンポンパンポーン
「ん…?」
突然響く、校内放送を知らせるチャイム。
いつもなら気にも留めないその音に、綱吉の超直感は全力で警鐘を鳴らしていた。
『ちゃおっス、生徒諸君。昼休みを満喫しているか?』
校内に響き渡るその独特の幼い声は紛れもなく、綱吉の家庭教師である赤ん坊、リボーンの声だった。
「何、この放送。こんな話聞いてないよ」
いつもは冷静な雲雀も、少々驚いたようだ。
放送は続く。
『突然だが、今からお前たちにはあるゲームに挑戦してもらうぞ。ルールは簡単。制限時間までに1人の人間を捕まえるだけだ。そのターゲットは…』
嫌な予感は、
『1年A組、沢田綱吉』
的中した。
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