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「ねぇ綱吉、アレ、持ってないの?」
「アレ…ってどれですか?」
「君が闘う前に飲んでたアレ。死ぬ気丸…だっけ」
曖昧な記憶を引きずり出す。
アレがあるなら逃げ切れるだろう。
「あ、死ぬ気丸は」
『ちなみに、お前がポケットに突っ込んでた死ぬ気丸は俺が預かってるぞ』
「はっ!?い、いつの間に!?」
慌てたようにポケットをパタパタと叩く。
リボーンに抜き取られたことに全く気付いていなかった。
『っと…そろそろ時間だな。チャイムが鳴ったらゲームスタートだぞ』
そして。
キーンコーンカーンコーン
無情にも、開幕のチャイムは鳴り響いた。
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