つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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亜夢に無理やり学食に連れていかれると、十数人の男達が私達を取り囲んだ。 な、何!? この人達… その中の一人が、私の顔をマジマジと見てきた。 ホント、何なの!? 「うわっ、ちょー美人!!ウチの学校にこんな美人がいたんだ!!キングの浮気相手ですか?お姫サンがいるのに…。」 キング? 浮気相手? 「長谷川、沈めるぞ。俺は、亜夢しかいらねぇんだよ。その子は、ライカ。亜夢の友達だ。皆、顔を覚えとけよ。ライカも亜夢同様守れ。」 「「「りょーかい」」」 守る? 首を傾げていると、有坂サンが色々と教えてくれた。 まず、近藤サンはケンカが強くてそれに惹かれた人達が彼の下についているんだって。 それが、この人達と他校にもいるらしいんだけど… この人達にもまた下がいて… って、近藤サンって何人の頂点に立ってるの!? 皆にキングって呼ばれてる意味がわかったわ。 玉座に足を組んでふんぞり返っている近藤サンの姿… 安易に想像できる。 .
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