つまらない世界に差し込んだ一筋の光

20/55

18754人が本棚に入れています
本棚に追加
/353ページ
「つーことは、さぁ。ライカは、好きでもねぇ男とヤッたことがあるんだ。」 「あるわよ。」 「ふーん。じゃあ、好きな男とヤッたことある?」 「………ない。」 「俺、決めた!!」 「何を?」 「俺、ライカを好きになる!!」 何か、物凄いことを言い出したんだけど… 有坂サンってバカなのかしら? 「全くもって意味わかんないんだけど。」 「俺もさぁ、好きでもねぇ女としかヤッたことないんだよ。だから、好きな女とヤッたらどれだけキモチイイか興味あるわけ。ライカも興味ない?」 「それは、確かにあるけど…。」 「じゃ、決まり。俺、できるだけライカの傍にいるようにするから。それに、守ることに繋がるし。明日から一緒に帰ろうな?」 「は?ちょ…何を…勝手に…」 「お互い傍にいた方が相思相愛になる確率が高くなるだろ。それに、お互い叶わない恋をしてるなら諦めて新しい恋をした方がいい。」 まぁ、わからなくもないけど… .
/353ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18754人が本棚に入れています
本棚に追加