つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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「じゃあ、付き合っちゃう?」 いとう あさこのネタでも… アラフォー世代でもないけど… 私、すごくイライラする。 有坂サン、私をキレさせる天才じゃないかしら? 「もう!!意味わかんない!!私を好きになるって言ったり、暫く泊まるって言ったり、結婚を前提に…って何なのよ!!わかるように説明しなさい!!」 「あはっ。そんなに怒んな。血圧上がるぞ?」 そのヘラッと笑った顔に殺意を覚えた。 「いいから説明しなさい!!」 「わかったよ…。まず、ライカを好きになるって言ったのは…お前を好きになれそうだから。好き嫌いの激しい俺が、亜夢の次にライカに好感を持てた。」 「へぇ。はい、次。」 「えーっと、泊まるって言ったのは純粋にライカを守りたいと思ったから。お前、いろんな男が狙ってるらしいし。デカイ家に一人で暮らすとか危ねぇ。それに、お前何か冷めてるっつーか大人っつーか…そんな感じで見られるからさ、なんか無理してるとこがあるんじゃないかと思ったんだ。だから、俺の前では素でいて欲しいと思ったんだ。お前、本当は甘えん坊じゃないかと思ってさ。」 …………。 .
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