つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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「後半部分は、泊まる理由にならないわ。」 「なるぞ?一緒にいたら素のライカを見ることができる。」 「……もういいわ。次。」 「結婚を前提に…って言ったヤツだよな?それは、おじさんの娘なわけだし内緒で泊まるのも気が引けてさ。でも、なんて言えばいいかわからなくて遥人に相談したんだ。」 「どうして、近藤サンがでてくるわけ?」 「遥人と父さん仲良しだから。遥人んちの会社のビルを建設したのウチだし、中学の時とか俺んちに遊びに来てて父さんと一緒によく人生ゲームしてた。」 近藤サン、人生ゲームとかするんだ… 「それで?」 「遥人に聞いたら、結婚を前提に付き合ってるって言ったらすんなりいくと思うって言われてさ、その通りにしたわけ。」 「そしたら、すんなりいったわけね…。」 「そ。」 「これから、どうするのよ?パパ達、私達が付き合ってるって思ってるのよ?」 「うん、だから付き合えばいいじゃん。」 本気で殺そうかしら。 .
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