つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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「一日最高何回シたことある?」 「一回よ。って、さっきから何の質問してんのよ!!」 「別に。お前さ、男に浮気されてたと思うぞ?」 「は?何、それ?」 「その彼氏が何歳か知らないけど、仮に俺達の年で考えたとして…彼女と週に一回しかシないって…淡白すぎるだろ。俺とか、好きでもねぇ女でも一日最高三回はできるのに。」 「それは、有坂サンの話でしょ。」 「違うよ。まぁ、浮気じゃなかったらひねくれた愛情表現だったかもな。」 …………。 「もう、どうでもいい話よ。彼から別れを告げてきたんだし。彼は、私を好きになってもらおうと頑張ってたって言ってたけど。」 「じゃあ、ひねくれた愛情表現だな。お前に、もっとかまってって言って欲しかったんじゃねぇの?ソイツ、やり方間違えたみたいだけど。ま、俺はライカに遠慮なんてしねぇし。いつでも、全力投球だし。」 「勘弁して。少しは遠慮しなさいよ。今日から人んちに泊まるクセに。」 .
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