つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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疲れた… 脱衣場にまで連れていかれて、危うく服を脱がされるところだったわ… 手慣れすぎよ… ホント、もう。 料理を再開して、もうすぐできそうな時に有坂サンがリビングに入ってきた。 「ライカ、風呂上がったぞ。」 「もうすぐできるわ…って、上着を着なさいよ!!何、パンツ一丁でうろちょろしてんのよ!!パパでもそんなことしないわよ!!」 「おじさん、偉いな。俺んちなんか風呂上がりは父さんも俺もパンツ一丁だぞ。ついでに言うと、俺寝る時は何も着ない派だから。」 「そんな情報いらないわよ。ご飯できたから、運ぶの手伝って。」 有坂サンは、しぶしぶ上着を着ると料理をテーブルまで運んでくれた。 「「いただきます。」」 「ライカ、うまいぞ。これなら、いつでも嫁にいけそうだな。明日にでも俺と結婚するか?」 「寝言は寝て言いなさいよ!!」 ホント、何考えてんのかしら? .
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