つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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食事を済ませると、食器を食洗機に詰め込んで私はさっさとお風呂に入った。 ………はぁ。 何か、とんでもない一日だったわ。 これが毎日続くと思うと… ゾッとする。 ある意味、拷問じゃないかしら? お風呂から上がり、戸締まりを確認すると自分の部屋に入った。 有坂サンは、先に寝たようね… って、どうして私のベッドに有坂サンが寝てるわけ? 「ちょっと!!寝るなら、ゲストルームを使いなさいよ!!」 「俺、一人じゃ眠れないの…。」 「眠れないの…って、有坂サンが言っても可愛くないわよ!!さっさと出ていきなさいよ!!」 「やだ。」 「やだじゃないわよ!!」 「ライカ、そうカリカリすんな。お前、生理なわけ?」 いきなり、何言い出すのよ!! 「違うわよ!!」 「じゃあ、朝飯はきちんと食ってるのか?」 「低血圧だから、起きるまでに時間がかかって食べられないのよ。」 「三食きちんと食わないからカリカリするんだよ。明日から、朝飯は俺が作ってやるから。」 .
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