つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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有坂サンと一緒にいて落ち着くなんて… ………はぁ。 私、どうかしちゃったのかしら? 気を抜いたら襲われるかもしれないのに… 「眠れないのか?」 「寝たくないのよ。襲われたら嫌だから。」 「襲わねぇよ。お前、好きなヤツとしかシたくないって言ってたし。俺も、好きでもねぇ女ともうヤらねぇ。ヤるならライカだけ。」 「セックスできるのは、いつになるかわからないわね。」 「一ヶ月以内にはできるよ。」 …………。 全く… 「その自信は、どこからくるのよ?」 「だって、俺のこと好きになり始めてるだろ。」 「は?」 「お前、俺のこと受け入れてることに気づいていないのか?同じベッドで寝るとか、最初のお前だったらありえねぇことじゃね?」 「もう、ヘンなこと言うのやめて。催眠術にでもかけられてるみたいじゃない。頭がオカシクなる。」 .
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