つまらない世界に差し込んだ一筋の光

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「そのままオカシクなって俺無しじゃ生きていけなくなればいいのに。好きで好きでたまらなくなってしまえ。」 有坂サンは、そう言うと私にチュッと軽くキスをしてそのままヌルッと舌を口の中に入れてきた。 「んッ……ッ…」 拒まなきゃいけないのに… もっとキスして欲しいと思う。 「ほら、俺のこと受け入れてるじゃん。しかも、物欲しそうな厭らしい顔して。このまま、ヤッちゃいたいけど…朝起きたらライカが凹みそうだからしない。」 「………私、避妊しない男は嫌よ。」 「俺が避妊しない男だと思ってんの?俺、ピル飲んでる女じゃないとシないタイプなんだよ。しかも、俺もゴムつけるし。あ、ついでに言うならゴムなら財布の中に3コくらいあるぞ?」 そんなコンドームの数なんて言わなくていいわよ。 それにしても、有坂サンも私と同じタイプの人間だったのね。 .
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