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星空に纏う、雲は全くない夜空であった。
以前と変わらない星達がメイスンを待っていた様に、歓迎してくれている様で強く輝いている気がした。
夜風が頬を伝う。
メイスンの心境を知っているみたいに…
メイスンの視界は、星の輝きが更に増して輝き、ゆらゆらと揺れる。
頬に伝うのは夜風だけでなかった
あの星は前に見た、スフィーシと寄り添って居るみたいだと思わしてくれた優しく光る星だ。
今も仲良く小さな光はメイスンを照らしている。
手で視界をはっきりさせ、二つの光を見つめた。
「そう。あの星の様に諦めなければスフィーシの傍に、スフィーシとまた会える…」
さっきまで頬を伝った跡はもう乾いていた。
メイスンは空を見上げ誓った。
「スフィーシと逢えますように」
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