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「ありがとうございました。」
バンが宿舎の前に着くとマネージャーにお礼を言い
助手席から降りて、ユスを起こす。
「おーいユチョン、ジュンス着いたぞ」
「んー…わかった‥」
「Zzz...」
目を擦りながら車を降りるジュンスの頭を撫で見送ると
未だ爆睡中のユチョンを起こす作業にかかる。
「ユチョン、起きろ。宿舎着いたぞ?」
「ん‥無理……」
「無理って…ゆっくりベッドで寝ないと体痛めるぞ」
これがまた骨が折れるんだけどな…その間にも後ろからはジェジュンとチャンミンが身を乗り出して騒ぐ
「ちょっとー!起きてよユチョン!僕が出れないじゃん~」
「うるさい!こんな狭い所で大声出さないで下さい!馬鹿か!」
「あぁ!なんだよ馬鹿って!マンネの癖に!」
「最年長の癖にうるさいヒョンよりマシです!」
ジェジュンもだが、チャンミンもかなり五月蝿い。
そんな二人の大声が効いたのだろう
「……目、さめた‥」
今にも二度寝しそうな顔して苦笑いするユチョン
何とかバンを降りて歩くもふらり、ふらりとして危なっかしくて見ていられない
「ほら。掴まれ」
可愛い弟が怪我でもしたらいけないから肩を貸してやると
「ありがとう」と言って凭れ掛かって来た。
「俺ら先行ってるからな?」
車に残る二人に早く来るように言い、ユチョンを部屋まで運んでやる為足早に、でも慎重に宿舎へと向かった。
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