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心地よい気温、雲一つなく青々と広がる空、時折吹く風も冬のものとは違いとても優しい。
まさに春を象徴するような日である。
良輔は空を見上げ、心地よい風を頬にうける。
「あぁ~、マジで始業式って無意味な行事だよな~……ただ話聞くために学校行くなんて馬鹿げてるよな~……」
良輔の右隣を歩いている達也が不満そうに言う。
「何言ってんの、達也が『行く』って言うから俺ら二人も始業式出たんだよ?」
左隣を歩く悠が達也の方を睨む。
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