7人が本棚に入れています
本棚に追加
「お~いっ!!良輔、聞いてんのか?!」
達也は先ほどからずっと空を見上げている良輔にわざと大声で話しかける。
「……聞いてたよ?」
良輔は顔をのぞきこむ達也に笑って言った。
「本当か?お前いつも話聞いてるかどうか分かんないんだよ~。今だって、ぼ~っと空見てただろ?」
達也はムッとした顔をする。
「だって、空綺麗じゃん。話もちゃんと聞いてたよ。小学校の運動会の話だろ?あれは笑える。」
良輔は視線を空に戻しながら、思い出し笑いをする。
「良は昔から空好きだよね。俺ん家遊びに来て、俺の部屋の窓から何時間も空眺めただけで帰ったことあるぐらいだから。」
悠は笑いながら話す。
最初のコメントを投稿しよう!