消えたキバ

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レイウン「それがさ、おっさんが普通に歩いてたらさ、向こうから、一人の少年が来たのよ」 カナ「それで?」 レイウン「その少年が道を訪ねて来たのよ」 ユーリ「それで?」 レイウン「確か、その少年はトリム港の道を聞いてきたのよ」 カナ「トリム港……」 ユーリ「おっさん、そいつはどんな顔だった?」 レイウン「さぁね?菅笠をしてて顔が見えなかったから」 カナ「そうですか……」 ユーリ「でも、可能性はゼロじゃない、どうする?行くか?行かないか?」 カナ「……行きましょう……」 ユーリ「それじゃあ、準備次第、出発だ。チャット、しばらく、留守になるかもしれないから宜しく」 チャット「分かりました」 ?「ちょっと待ってくれ」 カナ「ガイさん!」 ?「私もいるよー!」 カナ「リンちゃん!」 ガイ「俺達も連れてってくれないか?」 リン「お願いします!」 ガイとリンは頭を下げる。 ユーリ「……早く、準備してこいよ」 ガイ「すまない」 リン「ありがとう」
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