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俊輔の両親は俊輔が中学3年のときに交通事故で亡くなっていた。
それから親族のいない俊輔は、年齢を偽ってバイトをしたりして、今日まで生活していた。
遥の家に着く。
俊輔が目を丸くして驚いている。
「うわ……。高林の家ってこんなにでかかったの……?」
そう。俊輔は知らなかったみたいだけど、遥は結構なお嬢様。
だからか、たまに一般の発言とはかけ離れたことを言ったりすることがある。
「!!! あそこっ!」
私が指を指す方向には遥の家の門があり、その門が破壊されていて、その奥の窓ガラスが割られていた。
「遥が危ないかもしれない!急ごう!」
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