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俊輔が動かない……。
私はさすがに心配になった。
「ちょっ……、俊輔大丈夫!?」
私は俊輔に駆け寄って、落ちてきたものをどかした。
「やべぇかも……頭クラクラする……」
「えっ!?どうすればいい!?救急車呼ぶ!?」
「……して」
「えっ!?なにっ!?」
「キスして」
「……遥。帰ろっか。」
「ひでぇ!?」
俊輔がガバッと起き上がる。
うん。元気そうで何よりだ。
「まぁ冗談はおいといて。本当に行かない?」
おどけて聞いているけど、真剣な感じだ。
遥と顔を見合わせる。
どうする……?と。
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