8人が本棚に入れています
本棚に追加
ついにこの日が来た。
ひろかちゃんと待望のデートだ。
しかし生憎の雨だった。
昼過ぎに待ち合わせをしてご飯に行くことになっていた。
俺は近くの目印のTSUTAYAでひろかちゃんを待った。するとメールが来た。
「ごめん、渋滞すごくて遅れると思う!また近く行ったら連絡するね!」
俺はずっとTSUTAYAで待っていた。20分程遅れてひろかちゃんが来た。
ひろか「ごめんね遅くなって!ご飯どこ行く?」
良介「映画館の近くにしよっか!」
ひろか「そうだね。じゃあ行こ!」
良介「おぅ!」
二人は映画館へ向かった。5分くらいで着いて近くのお店でご飯を食べた。
ひろか「今日犬の美容院行ってきたの!私が行くと犬が落ち着かなくて大変でさ!」
いつもの調子で話しながら、ゆっくりご飯を食べていた。
このとき俺の中では、既に一つの決意があった。
今日告白する。
そう決めていた。そのせいか、前よりずっと緊張してしまった。
それすらも吹き飛ばすように、ひろかちゃんは軽快に喋り続けた。
ひろか「私って雨女なんだよねー。知り合いがすごい晴れ男でさ、その人が屋根の下行ったら雨降るくらい!」
食べ終わっても喋り続けていた。
だんだん周りのお客さんも減ってきたので、俺達も店を出た。
最初のコメントを投稿しよう!