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体育祭
今日は、なぜか早起きした。緊張のあまり夜も眠れなかったから。
あーでも、こーでもないと、一人妄想膨らませていたからだ。
まちに待った体育祭だから。
学校に通う足取りが、やけに軽かった。
これから、おこる出来事が楽しみでしょうがなかったから。
開会式が始まり、おえらいさん達の話の後の選手宣誓、ピストルのあいずで、体育祭が始まった。
にぎやかな歓声。各選手達の真剣な顔と汗。
大いに盛り上がった。
そして、僕が一番楽しみにしていたダンスの番が来た。
胸高鳴りがなりやまない。まるで、なにかが暴れてるみたいに。
整列している時に、君は一言 「かんばろうね」って、笑顔言ってくれた。
それだけで、僕は舞い上がっていた。
うれしくて、うれしくて仕方なかった。
音楽が、かかりダンスが始まった。そっと君の手を取り踊った。
君の真剣な顔に僕は微笑みかけた。
すると、君は少し照れながら笑い返してくれた。
その笑顔は多分、いや絶対、一生僕の中に残って消える事は無いだろう。
タンスが終わって、勇気を出して話しかけた。
「ダンス楽しかったね。」って。
君も「そうだね。すごく楽しかったね。」って。
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