封印の鬼ー幻想入り

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時は1000年を過ぎて現代の日本 周りは樹海の如く鬱蒼と生い茂る樹木 その樹木の中に一際大きい大木にしめ縄が付き黒い鈴が括り付けられていたそれはさながら神木のようだ その神木の前に金髪の長髪に紫の服を着た女性が立っていた それは隙間妖怪と言われた幻想郷の賢者、八雲紫である ユカリ「さぁ目醒めなさい黒鉄の鬼よ」 紫は神木に手を当て何かを呟いた その直後神木から目を開けていられない程のまばゆい光が放たれた そして光が納まると神木があった場所には二本の黒い角を持った黒髪に黒い和服の青年が横たわっていた ユカリ「起きなさいいつまで寝る気かしら?」 ?「……此処は…!?貴様何者だそれにイザナギとイザナミは何処に行った?」 ユカリ「そう警戒しないの私は八雲紫、幻想郷の賢者をやっている妖怪よ、それと貴方は1000年もの間封印されていたのだからその神は今はいないわ」 ?「1000年もか、では人間どもは変わっているか?それと妖怪達は?」 ユカリ「この世界にはもう殆どの妖怪はいないわ人間も妖怪をいない者としている」 ?「やはり人間は醜いな、あの時ちゃんと滅ぼしていれば良かった」 ユカリ「それはダメよ、この世界のバランスが崩れて大変な事になるわ」 ?「ではどうすればいい?俺にはもう居場所がないんだぞ?」 ユカリ「なら幻想郷にいらっしゃい、あそこには人間はいるけどちゃんと妖怪と共存している世界よ」 ?「それは本当か?」 ユカリ「えぇだから人間を滅ぼそうなんて考えないで?」 ?「その世界の人間が本当に共存できているならもうそんな事はしない」 ユカリ「疑り深いわねまあいいわ、幻想郷に行きましょ」 ?「わかった」 ユカリ「あ、そう言えば貴方の名前聞いてなかったわ、良ければ聞かせてくれる?」 ?「俺は黒星戒だ」 ユカリ「戒ね、これから宜しくそれと… ようこそ幻想郷へ」
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