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「―――式は六月がいいです」
・・・言っちゃった。
もしさっきのが冗談だったら、あたしは完全にバカだ。
十四郎の嘘という舞台で踊り狂うピエロだ。滑稽だ。
でも最初に仕掛けてきたのはあっちだ。もし嘘だったら明日見回りの時にDXパフェ奢らせてやる。
しかし、あたしは十四郎の奢りのDXパフェを食べることは叶わなかった。
何故なら、勢い良く振り向いた十四郎の顔はあたしと同じで真っ赤だったからだ。
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