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マナ「あ、はい」 ―寝室― ロゼ「ギュール」 ギュール「うむ。先にベッドに行っておけ我は着替える」 ロゼ「やだ。一緒…だろ?」 ギュール「うむ、そうだったな。じゃあベッドに座って待っていてくれ。すぐに着替える」 ロゼ「わかった」 ギュールはロゼが大人しくベッドに座るのを確認すると、ギュールはすぐに着替え始めた ロゼ「ギュール、着替え終わったか?眠い…」 ふぁ~… ロゼの欠伸を見たギュールはロゼの傍へと寄りぎゅうっと抱きしめた。 ギュール「眠る前の儀式だ。さぁ、寝るぞ」 ひょい ギュールはロゼを軽々とお姫様抱っこをするとロゼの顔はみるみると赤くなっていった ロゼ「ギ、ギュール…さすがにそれはいやだ…」 ギュール「それは困った。でもベッドまで運ぶだけだろう?まぁ、運ぶと言っても移動させると言った方が正しいが…」 ロゼがギュールの腕の中で暴れていたが、ギュールは暴れるロゼを落ち着かせゆっくりとロゼをベッドへと寝かせた。 ロゼ「…いきなり抱き抱えられたら誰でも驚くだろ?」 ギュール「すまなかった。あまりにもロゼが可愛かったからな」 ロゼ「可愛いなんて男のオレに言っても喜ばねーよっもう寝るぞっ!!おやすみ!」 ガバッと後ろを向いて寝てしまったロゼにギュールはロゼを後ろから抱きしめて、ほんのり香るシャンプーの香りを嗅ぎながらギュールは眠りについた。 そんな様子を後から来たマナ、ユーリ、リツカ、サンは普段のロゼからはありえない光景で呆然としといたが、振り返ったロゼの寝顔と、ロゼを抱きしめているギュールの寝顔ははっきり言ってかなり絵になっていた。 サン「あんなに無防備なロゼ初めて見た… あいついつも周りを威嚇して自分から近づくなんて無かったもんな?寧ろ、話しかけたら殺すぞオーラが凄かった。 落ちこぼれって言われてもいっつも無表情だったし…」 ユーリ「はっきり言って大嫌いだったわ。殺してやりたかったし。…でも今は少しだけ…こう言うのも悪くないかなって思ってる。 寧ろ、頼りになる兄様に甘えたい気持ちもあるのよね…アイツの事は、小さい頃に虐めすぎたから…私ホントはずっと大好きだったの。 だから、アイツが売られた時は一人部屋で泣いたわ…私は実の兄に言ってはいけないことを言ってしまったんだって…」 サン達はユーリの言っている事が理解できなかったが、泣き出してしまったユーリを静かに抱きしめる事は出来た 落ち着いたユーリ達はぞろぞろと自分達の部屋に戻って行き、マナもロゼ達の邪魔に成らないようにベッドに入って眠りについた。
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