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リオンが来たのはギュールが念話を送った10秒後だった。 ギュールは、ついさっき見たこととロゼが何故こうなったかの予想を話した。 リオン「………確かに大変な事になっちゃったね……でもロゼってあんなに明るかったっけ?……」 ギュール「昔は明るかったな…リオンに会ったのは自分の感情を抑えるようになってからだから、そう見えるのも無理はない。ロゼ、こっちに来い、抱っこしてやるぞ?」 ロゼ「本当にッ!!やったぁー♪ギュール大好きッ!」 目を輝かせてダーッとギュールの方へ走って来たと思うとロゼはギュールに抱き着き、ギュールは、そんなロゼをふわっと抱き上げた。 ギュール「どうだ?ロゼ、少し難しいと思うがロゼも学園に行くか?」 ロゼ「良いの!?」 ギュール「うむ。ロゼが行きたいのならば学園長殿にお願いしてみよう。」 ロゼ「やったぁ~♪」 リオン「ギュールッ!?それは幾ら何でも無茶だよ!まだ子供だよ?………難しすぎるよ、ロゼにはまだ何もわからないよ!」 ギュール「大丈夫だ。我が契約する前からロゼの頭は此処の生徒より上だった。昔のロゼは魔力がないが故に勉強しかすることが無かったから、家にある本は全て読み全て覚えていたからな。 知識は問題ないし、今のロゼは愛想が良いから嫌われることはないはずだ。」 リオンはギュールが言った事に呆然としていた。 リオン「す、すごいね。ロゼは昔から頭が良くて普通の子じゃ無かったんだ…全くロゼには昔から驚かされるよ…… それに、より実感させられた。……僕たちとは別次元の人間なんだって…」
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