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お城のような家、少年はそんな所にいた。
男性「このっ…糞ガキが!何度も言っているだろうっ!!勝手に家の中を歩きまわるなッ!!」
少年は男性に暴力を振るわれるがじっと堪えていた。
少年「ごめんなさい…おとうさま」
男性「クソッ…!まだ腹の虫がおさまらんな」
ドカッ
と言う男の足が少年の柔らかい腹部に減り込む音が聞こえる。
この様子からして、少年に暴力を振るっているのは父親のようで、父親は実の息子である少年に対して殴ったり蹴ったりと様々な暴行をしていた。
何故少年が虐待を受けているかというと、少年の家は歴史に名を刻む超有名な貴族様で、少年の様に魔力がないと言うのは貴族からしたら只の恥さらしだからだ。
父親「貴様は魔力が無い上にドジだ。そんな奴はこの家には要らない!妹のユーリはしっかり者のいい子なんだがな。貴様は産まれて来た意味が無い!!さっさと死ねっ!」
少年の苦しむ姿を見てもまだ足りないのか、父親は更に酷い暴力を振るい始めた。
少年「ヴッ…ゴフッ。ごめんなさいおとうさま…ごめんなさい……」
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